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はい。何とか無事に帰って参りました。
ばりばり時差ボケ、全く眠くないのはどうしてくれよう(苦笑)


長いので、以下格納します。

何というか長旅でした。何がって、飛行機との戦いが。
今回、燃油代を含めた航空券代をケチって、中国の航空会社にしたんです。
まあ、何というか中国だし、何かあるかな、とは思ってたんですよ。
ロストバゲージくらいは覚悟しとこうと。


……そんなかわいげのあるもんじゃなかった。


初日、北京までは順調に到着しました。
オリンピック向けに作られた空港は馬鹿でかく、噴水やら庭園やらがあるんですが、閑散としてて何か寂しい……しかもただの乗り換えなのに、入国審査と出国審査をしなくちゃいけなくて、すごくめんどくさい。
でもまあ、そこまでは事前情報で判っていた範囲なので、ノープロブレムでした。


が、そこからパリ行きの便に搭乗した後がまずかった……orz


予定時刻を30分過ぎても動かないなあと思いつつ、朝早かったのでウトウトしてたんですが。
中国語で何かアナウンスがあったなあ、と思った直後、中国人のお客さん達が一斉に立ち上がり、荷物を下ろし始めました。
英語のアナウンスもしてますが、音が小さくて全く聞こえません(その後、聞こえても聞き取れないことが判明)
隣の席に座ってたアジア系のフランス人のお嬢さんが「今なんて?」聞いてくるけど、私も解らないので、二人で首を傾げながら、とりあえずみんなについて飛行機を降ります。


1時間後、再搭乗しろと言われて、再び乗り込みました。
…………2時間経っても動きませんでした(苦笑)


で、結局また飛行機から降ろされて、この時点で中国人もヨーロッパ人もみんな切れ始めます。

とりあえず、中国語はこれっぽっちも判らないので、常に騒ぎの中心にいる数人のフランス人の周辺をウロウロしながら、情報収集。
ちなみに、空港スタッフは全く英語が喋れないらしく、完全に中国語オンリーです。
情報は全て、中国語の判るフランス人経由です。


そのとき、恐るべき言葉が。
「……deux heurs du matin.」


…………朝の2時?朝の2時って言った?今!


おそるおそるその周辺に行って耳をそばだててると、どうやら「早くとも」その時間までかかるとのこと。
ちなみに、本来は昼の1時に出るはずの便でしたよ、皆さん。
この時点で、夕方の5時。
機内食をあてにしてたから、みんなお腹空かせて気が立ってます(笑)


と、その時。
空港のスタッフさんが突然、皆を集め始めました。
ようやく状況説明があるのかな?と集まる面々。


「はい、パリ行きの皆さん、こっちですよー」←と言ってると思われる。やっぱり中国語。


何か、どっかに誘導されていきます。
別の便に乗り換えるのか?それとも休憩室でも用意されるのか?
全く状況の読めない乗客数百人が、ぞろぞろお姉さんの後についていきます。
出国審査場を通り過ぎました。ゲート移動の電車に乗せられて、別の建物につきました。
エスカレーターを降りました。


外に出ました…………外!?


そのままご一行様は3、4台のバスに分乗させられます。
何となく「ドナドナ」を口ずさみたくなってきました。

全く何一つ説明もないまま、空港を出て、北京市内(?)へ。
着いたのは、そう、ホテルでした。
受付に並ばされ、前の方でホテルスタッフが何か言っています。
それを中国語の判るフランス人が訳してくれてますが聞こえません。
「すいません、彼、今なんて?」
前に並んでたフランス人に聞くと、またおかしな言葉が。


「二人一組になれって」

はい?……ええと、私一人旅ですが。


当のフランス人家族は「気に入った人がいるなら、今が声かけるチャンスだよー」と笑ってますが、いやいや、それどころじゃないから!
たまたま、すぐ後ろに語学留学に来てた日本人の女の子がいたので、事なきを得ましたが、もはや笑うしかありません。
とりあえず、部屋の鍵をもらい、7時からロビーのレストランで食事と言われますが、状況説明は皆無。
ていうか、気づいたら空港の人いなくなってます(苦笑)


仕方ないので、とりあえずホテルに遅れることを連絡して(国際電話……)、食事に。
一緒になった女の子と、この後何か説明があるのかな、と話しますが、結局何もなく。
隣の席のフランス人に「この後どうなるか知ってる?」と聞きますが、
「朝の2時。それしか知らない。その時間にここを出るのか、それとも飛行機が出るのか、誰も知らないよ」とのこと。
うん、その情報なら私も知ってる。

というわけで、ホテルの人に確認すると、「わからん。とりあえず、空港から連絡あったら電話するから」(ようやく英語)と言われます。
って言われても、いつどうなるのか判らないんじゃ、おちおち寝てもいられないじゃん。
と思いつつ、ベッドでうたた寝してると、夜の10時半に集合がかかりました。
で、再びバスに乗って空港へ。
私たちは最初のバスだったんですが、空港で降りた後どうしたらいいのか判らず、全員その場でフラフラ。
次の便の人たちも同様です。
と、そこに、最終便で来たらしいカウボーイ風なフランス人のお姉さんが寄ってきます。


「中で新しいチケット発券するから、ゲート行きなよ」


……どうしてお姉さんだけ、その情報を持ってるんですか。
てかどうして、バスの便によって情報のある人とない人がいるんですか。


で、もはやうちら以外人っ子一人いない空港で、新しい航空券を発券し直してもらい、その出発時刻を見ると、案の定「2:00」と書かれています。
後3時間もあるでやんの。と思ったら、別の窓口に行けと言われます。
相変わらず何の説明もありません。市役所か、あんたら。

言われるまま、別の窓口に並びます。
でもチケットも発券したし、もうやること残ってないと思うんだけど、と思いながら進んでいくと、いきなり乗客名簿に署名しろとのこと。
「何やねん」と思いながら、署名をすると、無言で札束が差しだされます。


その額面、800元(大体1万円強)


……金で解決された!金で解決されたよ!(笑)


もはや出国するだけの人間に。
店ももはや何一つやっていないというのに。
とりあえず、お小遣いが増えたと思ってありがたくいただきましたが。


……ていうか、せめて状況説明くらいしよう、頼むから。
英語が無理なら、せめて文字で書いてくれれば何となくわかるから。


そんなこんなで行きは13時間遅れで現地に到着しました。
ちなみに帰りはやっぱり北京から大阪行きの便が1時間弱遅れましたが、もはや1時間位じゃびくともしない自分が怖かったです……逞しくなったな、私(笑)

ちなみにパリはめっちゃよかったですよ。寒かったけど。
とりあえず、飛行機は言葉が判る国のじゃないと駄目だな、としみじみ実感した今回の旅でした。
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