のんびり気ままに、安らぎも忘れずに。
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マイクテストっぽく言ってみました。
こんばんはきょおです。本日二度目。
タイトル通り、現実逃避中です。
アレですね。
一本仕上げた勢いでもう一本も仕上げようとしてるんですが、ちょっと燃料切れ。
何だか無性~に、ラブラブな小説かマンガを読みたくて仕方ないです。
それも、砂どころか砂糖吐きそうな甘さの奴。
……病んでるな、私(笑)
いっそ近所のレンタル屋で何か借りてこようかとも思いましたが、明日朝早いので断念。
仕方ないので、自家発電(妄想とも言う)で自分を誤魔化そうと思います。
…………虚しい。
っていうか、頭の中で考えてるだけだと、一層虚しさが募りそうなので、いっそ文字にして晒します。
興味のある方は、右下のつづきからどうぞデスよ。
あ、オリジです。ノーマルカプ。
こんばんはきょおです。本日二度目。
タイトル通り、現実逃避中です。
アレですね。
一本仕上げた勢いでもう一本も仕上げようとしてるんですが、ちょっと燃料切れ。
何だか無性~に、ラブラブな小説かマンガを読みたくて仕方ないです。
それも、砂どころか砂糖吐きそうな甘さの奴。
……病んでるな、私(笑)
いっそ近所のレンタル屋で何か借りてこようかとも思いましたが、明日朝早いので断念。
仕方ないので、自家発電(妄想とも言う)で自分を誤魔化そうと思います。
…………虚しい。
っていうか、頭の中で考えてるだけだと、一層虚しさが募りそうなので、いっそ文字にして晒します。
興味のある方は、右下のつづきからどうぞデスよ。
あ、オリジです。ノーマルカプ。
カタン、と小さな音が響く。
「……どうしてこんな」
その音源、壁際いっぱいに作られた書架--というよりはむしろ書類棚か--のひとつの前で、若い娘が呟いていた。
その足元には背の高いスツールが脚立よろしく鎮座し、細腕は、これでもかというほどの書類ファイルを抱えている。
「高い所」
未だ少女の面影の残る顔立ちを、いかにも不機嫌な様子に顰め、彼女はスツールを台にしてもまだ手の届かない最上段に、次々とファイルを差し込んでいく。
「ばっか、り……ッ!?」
独り言にしてはやや大きな声で呟きながら作業を進めていた娘の足元で、スツールが不意にぐらりと揺れた。
「----ッ!!」
慌てて体勢を整えようとしたものの、ただでさえ不安定な足場ではそれもままならず、声を出す間もなく傾いてゆく視界に、娘は固く目を瞑り、来るべき衝撃に備えて身を固くした。
そして。
ガッターン!と激しい音が、彼女の鼓膜を鋭く震わせた。
「…………」
「--間一髪、ってね」
予期していた衝撃が訪れないことを不思議に思うよりも早く、頭上から響いた声に、娘ははた、と目を開いた。
天井を背景に、男が自分を見下ろしていた。
「……どうして」
「たまたま、ね」
にこにこと、裏の読めない笑顔を浮かべて男は答える。
天井の高さがさっきまでとそれほど変わらないところを見ると、悔しいが、どうやらこの相手に助けられたらしい。
「危ないなぁ。だからいつも、高い所のファイルは僕が片づけるって言ってるのに」
男の言葉は聞き流し、娘は首だけを巡らして周囲の様子を確かめる。
先程まで彼女が乗っていたスツールは横倒しになり、その周囲には、さっきまで抱えていたファイルがバラバラと--
「ああ! せっかく揃えたのに!」
ただ落ちるだけならいざ知らず、すっかり中の書類までが散らばった惨状に、娘は自分を抱えた男の腕から飛び降りようともがき始めた。
「ちょっと、危ないってば」
言葉とは裏腹に、男の腕はしっかりと彼女を支えたまま、ぴくりとも動かない。
「下ろせ! あれを揃えるのがどれだけ大変だったと思ってる!?」
「あー、はいはい。後で手伝ってあげるから」
「後って……って、どこに行く!」
「んー、執務室?」
「いーやーだー! 下ろせーッ!!」
「はいはい。あと一応、僕、君の上官なんだから、話し方に気をつけようねー」
じたばたと暴れる娘を平然と抱えたまま、男は廊下へと足を進める。
あはは、と楽しげな笑い声をあげつつ、悠然と執務室へと向かう彼を止められる猛者は--いたとか、いなかったとか。
…………あれ?
砂糖吐くレベルのラブ話って言ってませんでしたっけ、私。
この二人なら、それくらいいけると思ったんだけどなぁ。
甘さより、奴のドSッぷりの方が強いのか……。
くそう、次回はリベンジしてやるからな!覚えてろよ!(笑)
ちなみに一応、「命の灯」本編終了から5年後くらいを想定してたり。
二人とも既出キャラです。
が、ネタバレになるので、敢えて名前は伏せてみましたー。
「……どうしてこんな」
その音源、壁際いっぱいに作られた書架--というよりはむしろ書類棚か--のひとつの前で、若い娘が呟いていた。
その足元には背の高いスツールが脚立よろしく鎮座し、細腕は、これでもかというほどの書類ファイルを抱えている。
「高い所」
未だ少女の面影の残る顔立ちを、いかにも不機嫌な様子に顰め、彼女はスツールを台にしてもまだ手の届かない最上段に、次々とファイルを差し込んでいく。
「ばっか、り……ッ!?」
独り言にしてはやや大きな声で呟きながら作業を進めていた娘の足元で、スツールが不意にぐらりと揺れた。
「----ッ!!」
慌てて体勢を整えようとしたものの、ただでさえ不安定な足場ではそれもままならず、声を出す間もなく傾いてゆく視界に、娘は固く目を瞑り、来るべき衝撃に備えて身を固くした。
そして。
ガッターン!と激しい音が、彼女の鼓膜を鋭く震わせた。
「…………」
「--間一髪、ってね」
予期していた衝撃が訪れないことを不思議に思うよりも早く、頭上から響いた声に、娘ははた、と目を開いた。
天井を背景に、男が自分を見下ろしていた。
「……どうして」
「たまたま、ね」
にこにこと、裏の読めない笑顔を浮かべて男は答える。
天井の高さがさっきまでとそれほど変わらないところを見ると、悔しいが、どうやらこの相手に助けられたらしい。
「危ないなぁ。だからいつも、高い所のファイルは僕が片づけるって言ってるのに」
男の言葉は聞き流し、娘は首だけを巡らして周囲の様子を確かめる。
先程まで彼女が乗っていたスツールは横倒しになり、その周囲には、さっきまで抱えていたファイルがバラバラと--
「ああ! せっかく揃えたのに!」
ただ落ちるだけならいざ知らず、すっかり中の書類までが散らばった惨状に、娘は自分を抱えた男の腕から飛び降りようともがき始めた。
「ちょっと、危ないってば」
言葉とは裏腹に、男の腕はしっかりと彼女を支えたまま、ぴくりとも動かない。
「下ろせ! あれを揃えるのがどれだけ大変だったと思ってる!?」
「あー、はいはい。後で手伝ってあげるから」
「後って……って、どこに行く!」
「んー、執務室?」
「いーやーだー! 下ろせーッ!!」
「はいはい。あと一応、僕、君の上官なんだから、話し方に気をつけようねー」
じたばたと暴れる娘を平然と抱えたまま、男は廊下へと足を進める。
あはは、と楽しげな笑い声をあげつつ、悠然と執務室へと向かう彼を止められる猛者は--いたとか、いなかったとか。
…………あれ?
砂糖吐くレベルのラブ話って言ってませんでしたっけ、私。
この二人なら、それくらいいけると思ったんだけどなぁ。
甘さより、奴のドSッぷりの方が強いのか……。
くそう、次回はリベンジしてやるからな!覚えてろよ!(笑)
ちなみに一応、「命の灯」本編終了から5年後くらいを想定してたり。
二人とも既出キャラです。
が、ネタバレになるので、敢えて名前は伏せてみましたー。
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