12.幼馴染

「今日はありがとう、また今度」
　そう言って、僕は今日のデートの相手にヒラヒラと手を振った。
　食堂で給仕をしている、赤毛の魅力的な子だ。
　彼女が自宅に入っていくのを見送って、さて寮に戻ろうかと踵を返したところで、僕はあれ、と呟いて足を止めた。

　前方左手、武練場から寮に向かう小道を、よく知った顔が歩いているのが見えたからだ。
　同郷出身の、幼馴染。
　比較的裕福な家庭の多い街の中でも一番の名家の三男坊だ。
　ちなみに彼の家と決して仲がいいとは言えない二番目の名家が僕の実家だが、家督とは無関係な末っ子同士のせいか、妙にウマがあう。
「ロ……」
　声を掛けようとして、僕はふとそれをやめた。
　灌木に隠れて見えにくいが、彼が誰かと歩いていることに気づいたからだ。
　そして楽しそうに話す彼の表情が、いつになく穏やかなことにも。
「――」
　思わず笑みの浮かんでしまった口元を抑え、僕はそっと歩き出す。
　彼と肩を並べて歩いているのが誰なのかは見なくてもわかった。彼にあんな顔をさせるのは、一人しかいないからだ。
　彼女と出会い、親しくなってから、彼は変わった。
　元々、ガキ大将気質というか、どこか我が儘なところのある性格だったが、それが優しく、懐が深くなり、視野も広くなった。
　昔の彼にへつらっていた同郷の連中の中には、そんな彼の変化が気に入らない者もいるみたいだけど、僕はむしろ、好ましい変化だと思う。――そのせいで女子の人気があがっているのには、ちょっと参るけれど。
　後で部屋に戻ったら揶揄ってやろうなんて思いながら、気配を消したまま、僕はのんびりと二人を追った。

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よっしゃ！

やっとの事で夏期講習が終わりましたよ！
最後の今週は、さすがに授業数を減らしておいたので、かなり楽に終わりました。
励ましの拍手を下さった皆様、どうもありがとうございました（ぺこり）

でもって早速、明日の早朝からフランスに行ってきます。
もしかしたら旅先からメールチェックがてら更新するかもしれませんが、基本的には放置になります。
ただトップにも書いたように、「関係20のお題」の続きを１日１本ずつアップしていきます。
全部オリジナルで、初書きのシリーズ（？）も含みます。
構想を練り始めたばかりのキャラを動かしてみたかったので……（笑）

一応確認したので、多分ちゃんと毎日更新されるはずですが、もしミスってたらすみません……。

あと一日！

で今週が終わる！いえい！

相変わらず妙なテンションでお送りしております。
昨日は久々に一日街をぶらつきつつ、喫茶店で小説のプロット練ったりしてました。
昔よく授業中に小説書いてたせいか、基本的なインスピレーションをまとめたり、手の止まった部分を試してみたりするときには手書きが一番しっくりきます。
なので大抵ノートか何かを持ち歩いてますが、中には色んなものが散乱しすぎてて、落とした日には名乗り出られません（笑）

わーい

あーしーたーはーやーすーみーだーーーーー！！

えー、初っ端からお目汚しですが、心からの叫びということで見逃して下さい……。
ようやっと今週の真ん中までやってきました。
明日はお休み、金曜日と土曜日頑張ったら今週の苦行が終わり！
今週の苦行が終わったら、後一週間でこの苦しい日々も終わり！
さらば地獄の夏期講習！今年は本当に辛かった！休暇の取り方間違えた！

終わりが見えてきたせいか、単なる寝不足か。
かなりおかしなテンションになりつつあります（苦笑）
夏期講習終わったら、野暮用でちょっと旅に出るので、そろそろ準備も始めなきゃ。

更新しました。(BlogPet)

きょおの「更新しました。」のまねしてかいてみるね

命の灯10章更新しましたね♪
今回は短いので、まだ半分終わりました。

*このエントリは、ブログペットの「とみぃ」が書きました。